ブラックでもホワイトでもダメな転職に当てはまる罠
SNSで匿名で自由に発言することはストレス発散になる、という人は多いですよね?
コロナ禍においては報道番組やインターネットニュースを見る回数も増えたという声も散見されます。
確かに便利なSNSですが、注意も必要です。なぜなら未知数な新型ウイルスなどの情報や感染予防のデマも混ざってしまうかもしれませんから。
実は、この「本当か嘘か分からない」という情報は転職活動でも困ってしまうって知っていますか?
「あれ?この企業、正社員600人でIPOって言ってるけどこのサイトでは200人って書いてある…」
「ブラック企業って噂だけど、企業ブログだと社員仲が良さそう…」
「この会社の社長、インフルエンサーでもあるらしいけど、嘘ばっかり言う隠ぺい体質ってマジ?」
まさに、このような状況です。
間違いのない判断をしたいのに、探せば探すほど「そもそも正しい企業情報って何?」と感じてしまうと本末転倒です。
インターネット黎明期(れいめいき)では最新のデータであっても、インターネットリテラシーとの向き合い方が変わった今、掲示板やSNSでの姿勢はしっかり意識する必要があります。
なぜなら、単にPV数や視聴率を稼ぐことを目的としたメディアが勘違いしてしまうような記事をアップしている可能性も考えられるからです。
でも、そうは言ってももしかしたらあなたは「自分は人の意見にあまり左右されないし、気にしない方だし問題ない」と思っているかもしれません。
ですが、何か商品やサービスを購入する時って、価格や特典とあわせて「絶対あるもの」をチェックしませんか?
それは、「実際の体験した感想や当事者としてのデータ」です。
この「データ」を集めることで、自分にとって納得出来るものなのかどうかを見極めますよね?
上手に活用すれば損なく理想の商品やサービスを手に入れられるデータですが、注意点があるって知ってますか?
鵜呑みは危険!データや煽りに惑わされないために
「美容家インフルエンサーの○○さん絶賛の化粧水!」
「投資家の△△さんが絶対におススメしている仮想通貨!」
人は権威付けに弱い生き物です。
・社会的に地位があったり、
・その道のプロだったり、
・フォロワーの多い人のすすめる商品なら、
間違いないと感じてしまうのですね。
逆に、無名の一般人が全く同じ商品を逆に批判しても意見がかすんでしまうことも。
「人の意見は一切聞かない!俺が信じた道を進む!」というタイプの人も、親しい友人や憧れの師匠のアドバイスには耳を傾けるということもありますよね??
芸能人やインフルエンサーの炎上は日々ニュースをにぎわせますが、そんな情報が人から人へ広がっていきます。
データというものは口コミや体験談をはじめ、誹謗中傷全般を指しますが…人間の心理に遺伝子レベルで働きかける効果があると言われています。
確かに、人間の使う言語は情報をより正確に伝達するために生まれたものなので、興味があって当然かもしれませんね。
正しいデータってどうやって手に入れる?
ぜっかくお金を払う以上、損はしたくないし、似た商品やサービスから、自分に最適なものを選びたいですよね。
ですが、検討するというのは言うことはカンタンですが…例えば、もしあなたが「心から納得するデータ」をチェックしたいなら、抑えるべきポイントを知る必要があります。
例えば、転職したくて、企業選びをする時をイメージしてみてください。どうしますか?
「選ぶ…」と思った時、
もしかして、あなたはまさか匿名掲示板やSNSの書き込みから選んではいませんよね?
確かに、企業の社員や元社員からの詳しいデータを見ることが出来るサイトもありますよね。
現職の声や、退職した人の声はよりリアリティーを感じることが出来ます。
でも、極端に良いレビューが並んでいたら
「本当にそうかな?」と感じてしまいますし、
そもそも日本は大中小企業すべて合わせて約380万社以上の会社があります。
ですので、良いか悪いかを情報の「高評価」だけで決めたり
「あの会社は○○らしい」という噂で判断することは逆にチャンスを逃している可能性が高いと思いませんか?
あなたにとって良いか悪いかを決めるのはあなた自身です。
情報や体験談は他人の主観なので、
辛口のカレーを「めっちゃ辛い!」か「全然辛くない」と感じるかはそれぞれですよね。
全ての人とピッタリ当てはまることがないんです。
データを知るのは間違いたくないから…でも忘れてはいけないこと
どんなに情報が素晴らしい企業でも
「仕事が忙し過ぎる」「ハイレベル過ぎて社員に寄り添えてない」など
必ずデメリットがあるものです。
なぜなら、人によって体感は違うから。辛いものが好きな人でも、「激辛」の程度って違います。
逆にデータとしてマイナスイメージの多い企業にも
「自分の裁量しだいで自由に働ける」「結果がついてくるとゲーム感覚でやる気が出るし楽しい」
というようなメリットになる場合があります。
ただ良いデータだけを鵜呑みにエントリーして入社出来ても、Amazonや楽天市場の高評価商品を買ったものの、「全然違った!」というガッカリ感を、印象の良い情報のある企業に持ってしまいかねません。
でも、誰かに聞きたい!正しいデータを見る以外の対処法は?
それでも、エントリーしたい企業について求人票だけを見るのは不安ですよね。
やっぱり「たくさんのデータを調べるだけなら自分でも出来る」と思ってしまいます。
ですが、「まずとにかくデータを集める!」
と寝る間も惜しんでネットサーフィンをするよりも
企業の公式サイトを隅から隅まで読んでみる方がバイアス(偏った見方をすること)を受けずにすみます。
企業理念や働き方を詳しく知ることも出来るので、仕事についての理解も深まるのでとてもおススメですよ。
さらに疑問に思ったことはメモしておくと、実際にエントリーして面接する際に直接聞くことも出来ますよね。
「そもそも公式サイトがない企業はどうすればいい?」という事態になったら
その時点でデータ提示が少なく不信感を強く感じてしまう要素があるので、気になる場合は除外した方が良いかもしれません。
なぜなら、先にお話したように、あなたの良い・悪いを決めることはあなた自身です。
人の体験談では測れませんし、公式サイトの情報だけで決められたら誰も迷いはしません。
最後の決め手になるのは
「この商品を買いたい!」と感じるように
「ここで働いてみたい!」とあなたが思うかどうかだと思いませんか?
この情報の比較するために難しいところは、そう思える企業と出会うために実際にアクションを起こす必要があることです。
あなたにとって「出来る!」「ちょっと厳しい」などどちらに感じますか?
確かに実際にエントリー数を増やすと時間を使いますし、準備も大変です。
それは事実です。
ネットサーフィンしているだけでは分からない、バイアスのない事実を知ることが出来ます。
そうすると、
「あれ?思ったより良い企業だぞ」
「おや?何か聞いていた話と違って楽しそう」
「意外とチームワークが良いんだな」
というように企業のリアルを知ることが出来ます。
その経験はさらに次の企業に生かされますし、誰からも買うことが出来ないあなただけの資産です。
ですので、積極的にweb面談でもいいので、参加してみてくださいね。
そうは言っても、GETしたデータの比較候補ありすぎ!そんな時は
もしあなたが希望しているエンジニア関係や接客関係の職種など
獲得したデータの比較をする企業が多すぎる場合は、全ての企業にエントリーすることが難しいですよね。
出来るだけ候補を絞って、自分にマッチしている会社を比較したいものです。
そんな時はそもそも何を基準に選べばいいか迷ってしまって、
データの比較まで出来ないことも厄介な問題です。
ですので、そんな時はプロの転職エージェントに相談することが大切です。
転職エージェントはカウンセリングを通して、あなたの不安に感じていることや
譲れない条件について掘り下げて考えます。
さらに掘り下げた項目をもとに条件の合う企業とともに
あなたにマッチした働き方の出来る案件も紹介してくれるのもポイントですよ。
さて、
今回はメディアやネットから集まるデータだけに頼らない企業選びの方法を紹介しました。
あなたが今、新しい環境に踏み出したかったり
自分の働き方をあらためて考えて悩んでいるとしたら
少しでも早くアクションを起こしてくださいね!